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シマノ New BB-X デスピナ 2500DXG

シマノ BB-X デスピナ 2500DXG2011年10月中旬発売とされていたシマノ11 BB-Xデスピナが、やっと発売になった。
店頭販売価格25000円前後と言う、磯用レバーブレーキリールの中堅機。
今までメインで使用していたDAIWAトーナメントISO-Z3000LBDが故障したので、修理に出すついでに久し振りにシマノのリールを使ってみようと言う事で注文していたシマノ11 BB-Xデスピナが、丁度良いタイミングで手元に届いた。
カタログスペックでは、ボールベアリングの数は5つとチョッと頼りなげではあるが、ハンドル1回転で98cmの糸巻き量はかなり魅力的である。
魚は釣る事が出来なかったが、2011年10月27日に使用してみたので、軽くインプレッションを。

BB-X デスピナ 2500DXG の外観

画像で見ると、中々かっこよく見えてしまうが、(かっこよく撮り過ぎたf^^;)最初に手にした時の印象は
安っぽい!
と言う印象を受けてしまった。
予約購入だったため、現物を見ずにメーカーサイトで画像しか見ていなかった事が原因なのだが、画像と実物ではかなりの質感の違いがある。
まぁ、これは仕方が無い事ではある。
と言うのも、ワシもカメラマンの端くれ、商品を撮る時は、そりゃぁかっこよく撮るものね(笑)
今回の画像も質感が分かるように取ったつもりが、ソコソコに見えちゃうものf^^;
しかしラインを巻いたら、現物を見たときはチョッと安っぽく見えたのがソコソコ見られるようになりましたわf^^;
やっぱリールはラインを巻いて始めてリールですからな!(笑)

BBX-デスピナ2500DXGのドラグ

BBX-デスピナ2500DXGのドラグは、魚を掛けていないので性能についての記載は出来ないが、ルアーで使用しているTwinpower4000のドラグなんかと比べちゃうと、チョッとしょぼい気がする。
価格的にもShimano Reaniumと同レベルかな。
同じレバーブレーキリールを比べるなら同価格帯のDaiwa 13 プレイソかな。
これはワシの師匠三浦半島の海釣りのタケさんが使用しているので触らせていただいたが、ドラグの滑り出しのフィーリングはDaiwa 13 プレイソの方が良い気がする。

BBX-デスピナ2500DXGのスプール

画像はスプールを外した所。
気になる所はスプール装着時のガタツキ。
若干の上下のガタツキは仕方ないとして、横方向のガタツキはいただけない感じ。
ダイワのリールの方がこの辺りの作りは良い。
ただし、それも手でスプールを持って動かしたときに気になるだけで、ラインをラインローラーを介してテンションを掛けた状態では、全くガタツキは気にならない。
この現象はシマノのレアニウムも同じなので、大物とやり取りしているときでも、然程気になる所ではないと予想される。

BB-X デスピナ2500DXGのゼロフケテンションレバー

この機能はダイワの機種には無い機能。
レバーをONにすると、逆転にテンションがかかり、ローター逆転によるトラブルを軽減する機能らしい。
使ってみたが、正直言ってワシの使い方には要らない機能かなf^^;
魚を玉網に入れた後レバーブレーキを緩めて糸を出したときに出すぎてバックラッシュした事が有ったので、これをONにすればそういったトラブルは減るのだろうと思う。

BB-X デスピナ2500DXGのブレーキレバー

シャンパンゴールドで、チョッと高級感が出た(笑)
ワシは元々ダイワのレバーブレーキリールをメインに使っていたのだが、このレバーブレーキはかなり使いやすい。
シマノ 夢屋 09BB-Xテクニウム ストレート ブレーキレバーなどにボルトオンで交換が出来るので、好みのものを使えばよいと思うが、ノーマルで十分に感じる。
他人と同じじゃイヤだ!と言う方は交換するのも面白いだろう。

BB-X デスピナ2500DXGのハンドル

旧デスピナのハンドルは、鋳造の折りたたみ式だったが、シマノ NEW BB-X デスピナ 2500DXGのハンドルは、折りたたみ式(ねじ込み型)のマシンカットハンドル。
シマノ NEW BB-X デスピナ 2500DXGのハンドルがシャンパンゴールドで、2500DHGはシルバー。
マシンカットハンドルは、長年使っていてもガタツキが出ないのでこのハンドルはかなり良い。

BB-X デスピナ2500DXGの使用感

と言うわけで、実際に2011年10月27日で使用した感想だが、
物凄く良い!
と言う印象を受けた。
前記したとおり、この日は魚を掛けたわけではないので全てにおいて良いのかは言えないのだが、少なくともダイワ トーナメント ISO 3000H-LBDに比べてもフィーリングが良いと言う事。
ハンドルも手になじむし、仕掛け回収時の回転も申し分ない。
5ボールベアリングとは思えないほど。
その上ハンドル1回転での巻き取り量が98cmと言う事もあり(ダイワ トーナメント ISO 3000H-LBDは91cmでボールベアリングは13個)仕掛けの回収もスムーズ。
多分魚を掛けた時も、ダイワ トーナメント ISO 3000H-LBDよりも、巻き取り量が多い為先手を取る事が出来てやり取りしやすいだろう。
何よりも感動したのが、飛びの良さと糸がらみの無い事。
2011年10月27日は正面からの強風でかなりやり辛かったのだが、遠くのポイントまでストレス無く仕掛けを飛ばす事が出来た。
当日一緒に行ったHARUさんはダイワ トーナメント ISO 3000H-LBDに同じ号数のラインを使用していたのだが、同じ浮きを使っていたのに明らかに飛距離が違った。
また、ダイワ トーナメント ISO 3000H-LBDを使っていたときは、新しいラインを巻いて直ぐに使うと、バックラッシュが良く発生していたのだが、シマノ11 BB-Xデスピナではその様な事は皆無であった。
店頭価格8万円もするリールと比べて全く遜色ないこのリール、磯釣り初心者からベテランまでにお勧めできる一品だと思う。
正直言ってワシはもう20年以上ダイワファンであった。
しかしここ数年のダイワ製品、特に磯用の製品は竿もリールもブーツまでもが良くない。
現在修理に出しているトーナメント ISO 3000H-LBDも、デザインと性能は良いと思うのだがそれも買った当初の話。
使い込まないうちに直ぐ壊れてしまう8万円のリールなど、クソの役にも立たない。
竿もしかり。
強風時の釣行の為と思い購入したダイワ トーナメント マスタードライ 1.5-53など、25cm程度のコッパメジナを抜き上げただけで1#が折れ、修理後戻ってきて釣行後に水洗いしてたらエントランスガイドが抜け落ちたりと、10万円もする竿でありえないほどのトラブル。
最近のダイワ製品は、経営が変わってから本当に品質が悪くなったと言わざるを得ない。
昔のダイワ製品はこんな事は無かっただけに、余計に腹が立つと言う物。
そんな経緯も有って、今回は久し振りにシマノのレバーブレーキリールを購入する事になったのだが、やはり自転車メーカーだけ有ってギア関連の作りがよいのか、かなり良い品物に仕上がっていると思う。
見掛け倒しのダイワか、トータルバランスのシマノかと聞かれたら、当然・・・(笑)
とまぁ、これはあくまでもワシの個人的な感想なので、「絶対ダイワ」と思えばダイワを買えば良いと思う。
ダイワだろうがシマノだろうが、最終的には使う人次第であり、好みも有ると思う。
カタログスペックで迷う程度であれば他人の意見などあてにせず、実際に手にした時の第一印象で決めると良いと思う。
道具と言う物は結局「使って何ぼ」のものであり、その道具の癖を見抜いて使いこなしてこそ愛着がわくという物だと思う。
ただ、愛着がわく頃につまらない所で故障するような物は、ワシは道具として認めたくないってだけなのだわ。
そんな訳でシマノ11 BB-Xデスピナはかなりお勧めだと思いますよ♪
2011年10月現在、金銭的に余裕があるならシマノ 09 BB-X テクニウム Mg C3000 DXGをお勧めしますがf^^;
ワシはもうダイワにはかなり幻滅してしまいダイワ製品は二度と買うつもり無いので、シマノ 09 BB-X テクニウム Mg C3000 DXGがモデルチェンジしたら買おうかな。
2015年9月追記
やっとテクニウムがモデルチェンジしましたね!シマノ 15 BB-X テクニウム 2500DXG S LEFT
釣具屋に行って触ってから決めようかなと思います。

2011年11月14日追記

11月12日にシマノ11 BB-Xデスピナデビュー3戦目にしてようやく40cmのメジナを釣ったので追記。
使用RODはDAIKOのARAGURE1.25号
良型2枚はワシの不注意でバラしてしまいましたが、デスピナ2500DXGはかなり強いリールである事が分かりました。
今の時期の物凄く元気の良い40cmでもやり取りは楽々でしたが気になる点を一つ。
とは言え、そんなに気になる所ではありませんが、ダイワと比べると、若干巻き始めが重いような気になりました。
まぁ、シマノ11 BB-Xデスピナは、かなりのハイギヤー使用なので仕方が無い所なのですが、同じギヤ比のシマノ 09 BB-X テクニウム Mg C3000 DXGに比べても若干ではありますが重く感じました。
重いと言っても、普通に釣りが出来る方なら問題になる重さでは有りません。
あくまでも他と比べたらと言うレベル。
(一年ほど使い込んだら回転は滑らかになってきました)
中には、「ハイスピードリールはトーナメント以外では必要ない!」等といっている人もいますが、ワシに言わせればナンセンスです(笑)
ハイスピードリールはマスターギヤが大型化されているので、その分若干巻き取りが重く感じます。
しかし、成人が利用するにあたって支障のでる重さでは有りません。
更に、「大物を掛けると回転が重くて巻き取れない」等と言っている方もいるようですが、「どんだけ非力なんだよ!オジイチャンか?(笑)」と思ってしまいます(笑)
ハイスピードギヤのリールは、巻き取りスピードが速いので手返しが速くできるので、時合いを逃さないという利点があり、その上前記してきたとおり、魚の先手を取ることが容易に出来ます。
大物が掛かった場合は、最初はゴリ巻きも必要ですが、リールが巻けなければ無理に巻かず竿で溜めればよいことです。
「魚が暴れる」とか「重くて巻けない」等と言っている方は、ハイスピードリールを上手く使いこなせていないだけだと思われます。
竿の弾力とリールスペックを利用してやり取りしなければ大物など取れるはずも有りません(笑)
あと、ARAGURE1.25号を使っていつものようにゴリ巻きしたときに思ったのが、巻き取り量が多いこのリールでは、1.25の竿が悲鳴をあげそうって事(笑)
これもテクニックでカバーできる事で、1回転辺りの巻き取り量を考慮したやり取りのコツさえ掴んでしまえば全く問題なしと言うレベル。
ようは、釣り人(ワシ)の問題って事ですわ(苦笑)

と、色々書きましたが、道具って言うものは他人の主観もある程度参考になるかもしれませんが、最終的には自分で手にとって見る事が一番大事なことだと思います。
他人が良いと言っているのを真に受けて購入したが、いざ使ってみたら自分に合わないなんて事もあるでしょうから。
ここに書いているのもワシ個人の意見であり、シマノ11 BB-Xデスピナがたまたまワシの釣り方に合っていたと言うだけかもしれません。

また、使う場所でもDXGを選択するかDHGを選択するか考えると良いと思います。
沖磯のような深い場所で、竿でためて釣るような事が多いのでしたらパワー重視のDHGを選択すると良いでしょう。
回転も普通(重くない)ですし、トルクがあるので沖磯での45cmを超える尾長メジナでも問題無く使えると思います。

比較的浅い場所で、強引なやり取りが多い所ではスピード重視のDXGが有利だと思います。
DXGは若干巻きが重い気がしますが、疲れるほどではありません。
ダイワ トーナメント ISO 3000H-LBDから乗り換えてもワシは違和感を全く感じませんでしたので。
しかもシマノ11 BB-Xデスピナを使用し続けて半年程経った頃、ギヤのアタリが良くなってきたのか、回転がかなり軽く滑らかになってきた気がします。
(もしかしたら体が馴染んだだけなのかもしれませんがf^^;)

で、今この記事を書きながらダイワ トーナメント ISO 3000H-LBDと比べてみたら・・・
やっぱISO 3000H-LBDの方が断然軽いですw
もっと言えばテクニウムの方が気持ちよく回ります。
この差が気になるかと聞かれたらワシは全く気になりませんし、釣りをしていてこの差が分る人って少ないと思います。
まぁ、気にならないからワシの場合ダイワのISO 3000H-LBDやBB-Xテクニウムよりもここの所はデスピナDXGの出番が多いのですが。
ルアーで使用するなら別ですが、フカセで使う場合、そんなに四六時中ハンドル回している人っていないでしょ?
実際にDXGは回し始めが若干重いですが、回転を続ければ慣性が働くので全く重さは気にならないと思います。

と、長々と書きましたが、最終的には選ぶのは自分ですので、店頭で両方触ってみて気に入ったほうを使えば良いかと思います。
回転に神経質な方に限りDHGを選べばよいと思います。
いや、そう言う方はこんな安いリールじゃなく最上位機種の購入をお勧めしますw

最後に・・・
ダイワとシマノの最上位機種ですが、ダイワってモデルチェンジのスパンがやたら短いですよね。
何でだと思います?

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